東京大学大学院理学系研究科附属植物園
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ショクダイオオコンニャク開花記録(2023.11.16~2023.12.14)
お知らせ
2024.01.10

【2023年12月7日に開花したショクダイオオコンニャクの成長記録です。下に行くほど日付が古くなります。】

11月21日から12月14日までのショクダイオオコンニャクの成長を1時間間隔で自動撮影して作成したタイムラプス映像です。

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【2023年12月14日】(公開最終日)痛みが目立ち始めたためショクダイオオコンニャクの公開を終了し、解体することになりました。標本を作製するため仏炎苞と付属体をそれぞれ切り取ります。

付属体の内部は繊維が充填されスカスカした構造です。

残った花茎の切り株の下に球茎が埋まっています。次回花を咲かせるのはいつになるでしょうか。

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【2023年12月13日】夕方のショクダイオオコンニャクの様子です(4:10 PM)。

根元から付属体の先端部まで:119cm 一番太い部分の直径:37cm(4:00 PM)(計測終了)

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【2023年12月12日】朝のショクダイオオコンニャクの様子です(9:40 PM)。仏炎苞の基部にできたくびれが大きくなっています。

ついに付属体が倒れました(1:42PM)。ちょうど倒れた現場に立ち会った来園者の方がいらっしゃったので正確な時刻が分かりました。

内部の構造を見るため仏炎苞の一部を切り取り窓を開けました。右の写真は窓から内部をのぞき込んで撮影したものです。真ん中から上の白く見える部分が雄花の集まり、下の赤くて丸いものはひとつずつが雌花です。雄花からは粘性のある花粉が糸のように連なり垂れ下がっています。

気になっていた「くびれ」の部分の内側には切れ込みが入り、水分がにじみ出ていました。

根元から付属体の先端部まで:209cm 一番太い部分の直径:44cm(9:30 AM)

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【2023年12月11日】夕方のショクダイオオコンニャクの様子です(4:20 PM)。付属体の傾きがさらに大きくなってきました。

根元から付属体の先端部まで:214.5cm 一番太い部分の直径:46cm(9:30 AM)

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【2023年12月10日】開花日の記録(特別公開3日目)

朝のショクダイオオコンニャクの様子です(8:30 AM)。仏炎苞の合わせ目付近が左右からふさがり、付属体の傾きが徐々に大きくなってきました。

特別公開期間中、3日間で1万名以上の方にご来園いただきました。誠にありがとうございました。

夕方のショクダイオオコンニャクの様子です(6:50 PM)。

根元から付属体の先端部まで:215.5cm 一番太い部分の直径:69cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:214cm 一番太い部分の直径:55cm(4:00 PM)

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【2023年12月9日】開花日の記録(特別公開2日目)

朝のショクダイオオコンニャクの様子です(6:45 AM)。仏炎苞の前側にできたくびれが大きくなっています。

朝から夕方まで多くの方にご来園いただきました。

夕方のショクダイオオコンニャクです(5:30 PM)。写真右は附属体の表面です。小さな凹凸に覆われているのが分かります。手触りはウレタンのようにゴワゴワしています。

根元から付属体の先端部まで:214cm 一番太い部分の直径:72cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:214cm 一番太い部分の直径:74cm(4:00 PM)

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【2023年12月8日】開花日の記録(特別公開1日目)

ショクダイオオコンニャクが開花しました(8:05 AM 確認)。設置したカメラのインターバル撮影記録を確認したところ、前夜7時頃に開花したことが分かりました。

午前中のショクダイオオコンニャクの様子です(9:00 AM)温室内に野菜の腐った匂いと魚醤の匂いの中間くらいの独特な匂いが漂っています。

仏炎苞の中を覗いてみました(9:10 AM)。付属体の奥に見えるのは雌花の集まりです。付属体と雌花の間には雄花の集まりがあるのですが、附属体の縁に隠れて見えません。

初日から多くの方にご来園いただきました(3:30 PM)。ありがとうございました。

午後になると仏炎苞前側の左右の縁が窄んできました(4:40 PM)。日中薄れていた匂いはやや強くなったように感じます。

閉園後はショクダイオオコンニャクからの試料採取も行われました。写真は仏炎苞の表面の構造を観察するためのサンプルを採取しているところです。

ファイバースコープを使って付属体の奥にある雌花を撮影しています。映像は当園の企画展で皆様にご覧いただく予定です。

根元から付属体の先端部まで:213.5cm 一番太い部分の直径:110cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:213.5cm 一番太い部分の直径:102cm(4:00 PM)

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【2023年12月7日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。仏炎苞のふくらみが毎日おおよそ1cmずつ太くなっています。

根元から付属体の先端部まで:213cm 根元の直径:12cm 一番太い部分の直径:38cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:213.5cm 根元の直径:12cm 一番太い部分の直径:38.5cm(4:00 PM)

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【2023年12月6日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。昨日からの伸びは2cmでした。午後、最後の鞘状葉が少し剥がれてきました(写真下)。

根元から付属体の先端部まで:210cm 根元の直径:12cm 一番太い部分の直径:36cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:210.5cm 根元の直径:12.5cm 一番太い部分の直径:37.5cm(4:00 PM)

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【2023年12月5日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。昨日からの伸びは2cmで、伸長はほぼ止まったように思われます。2010年開花時の記録(156cm)より約50cm高くなりました。最後の鞘状葉がなかなか剝がれません。

根元から付属体の先端部まで:208cm 根元の直径:12cm 一番太い部分の直径:36cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:208cm 根元の直径:12cm 一番太い部分の直径:36.5cm(4:00 PM)

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【2023年12月4日】左が午前(8:00 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。日中あまり大きな変化はありませんでした。

根元から付属体の先端部まで:206cm 根元の直径:12.5cm 一番太い部分の直径:36cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:206cm 根元の直径:12cm 一番太い部分の直径:36cm(4:00 PM)

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【2023年12月3日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:30 PM)に撮影した写真です。花序が2mを超えました。

根元から付属体の先端部まで:202cm 根元の直径:12.5cm 一番太い部分の直径:36cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:202cm 根元の直径:14cm 一番太い部分の直径:37cm(4:00 PM)

 

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【2023年12月2日】左が午前(8:00 AM)、右が午後(4:30 PM)に撮影した写真です。今回は2mを超える花序になりそうです。

根元から付属体の先端部まで:196cm 根元の直径:13cm 一番太い部分の直径:35cm(8:00 AM)

根元から付属体の先端部まで:199cm 根元の直径:12.5cm 一番太い部分の直径:34.5cm(4:30 PM)

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【2023年12月1日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。昨日午後からの1日の成長のスピードは4cmで最盛期の半分以下の速さです。開花が近づいている兆候と考えられます。

根元から付属体の先端部まで:189cm 根元の直径:14.5cm 一番太い部分の直径:32.5cm(8:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:191cm 根元の直径:14.0cm 一番太い部分の直径:34.5cm(4:00 PM)

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【2023年11月30日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。

根元から付属体の先端部まで:185cm 根元の直径:14.5cm 一番太い部分の直径:32.5cm(8:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:187cm 根元の直径:14.5cm 一番太い部分の直径:33.5cm(4:00 PM)

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【2023年11月29日】左が午前(8:30 AM)、右が午後(5:00 PM)に撮影した写真です。写真下は仏炎苞の外側を写したものです(8:30 AM)。野菜のネギやウリの仲間を連想させる独特な質感があります。

根元から付属体の先端部まで:178cm 根元の直径:14.5cm 一番太い部分の直径:32.5cm(8:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:181cm 根元の直径:14.5cm 一番太い部分の直径:32.5cm(4:00 PM)

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【2023年11月28日】上左が午前(9:30 AM)、上右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。写真下左右は午前中撮影したものですが、付属体表面の溝が深くなり全体がやや平べったい形になってきました。2010年開花時の記録(156cm)より15cm高くなりました。

根元から付属体の先端部まで:169cm 根元の直径:15cm 一番太い部分の直径:32cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:171cm 根元の直径:15cm 一番太い部分の直径:31cm(4:00 PM)

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【2023年11月27日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。仏炎苞のひだを日光に透かすと内部が暗紫色に染まっているのが分かります(写真下)。

根元から付属体の先端部まで:162cm 根元の直径:15cm 一番太い部分の直径:29cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:164cm 根元の直径:15cm 一番太い部分の直径:31cm(4:00 PM)

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【2023年11月26日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。測定結果を見ると伸長のスピードが少し落ちてきたようです。

根元から付属体の先端部まで:153.5cm 根元の直径:15.5cm 一番太い部分の直径:28cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:155.5cm 根元の直径:16cm 一番太い部分の直径:27cm(4:00 PM)

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【2023年11月25日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。付属体の色がさらに濃くなってきました。

根元から付属体の先端部まで:145cm 根元の直径:14.5cm 一番太い部分の直径:27cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:148cm 根元の直径:15cm 一番太い部分の直径:27cm(4:00 PM)

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【2023年11月24日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。朝まで仏炎苞に張り付いていた一番大きな鞘状葉が、午後にはしおれて半分垂れ下がっていました。花序を包む鞘状葉が全て倒れ花茎がはっきり見える姿になると、開花まであと少しです。仏炎苞の合わせ目が見え始め付属体もバナナの皮のような黄色に色づいています。測定記録を見ると1日に10cm以上伸びていることが分かります。

根元から付属体の先端部まで:134cm 根元の直径:16cm 一番太い部分の直径:26.5cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:138.5cm 根元の直径:15.5cm 一番太い部分の直径:27.cm(4:00 PM)

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【2023年11月23日】左が午前(9:30 AM)、右が午後(4:00 PM)に撮影した写真です。根元から付属体先端までの高さを測ったところ、結果は午前の高さが124cm、午後の高さが127cmでした。昨日午後の記録と比較すると1日で10cm以上成長しています。

根元から付属体の先端部まで:124cm 根元の直径:16.5cm 一番太い部分の直径:23.5cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:127cm 根元の直径:16.5cm 一番太い部分の直径:25.5cm(4:00 PM)

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【2023年11月22日】左が今日のショクダイオオコンニャクの花序の様子です(4:00 PM)。付属体が鞘状葉より長くなり、白っぽかった表面の色も濃くなってきました。3号温室では今日からショクダイオオコンニャクの葉も展示しています。枝をひろげた樹木のように見えますが、これで1枚の葉っぱです(写真右)。

根元から付属体の先端部まで:115cm 根元の直径:17.5cm 一番太い部分の直径:22.5cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:116cm 根元の直径:17.0cm 一番太い部分の直径:22.5cm(4:00 PM)

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【2023年11月21日】3号温室の端にあったショクダイオオコンニャクをオオシマコバンノキの前に移動しました。横を向いているように見えますが、仏炎苞の形から判断して、開花時に正面を向くと思われる方向を考えて設置しています。今回以降高さは根元から付属体の先端部までの計測となります。

根元から付属体の先端部まで:105cm 根元の直径:18.5cm 一番太い部分の直径:21cm(9:30 AM)

根元から付属体の先端部まで:108.5cm 根元の直径:18.5cm 一番太い部分の直径:22.5cm(4:00 PM)

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【2023年11月20日】午後(4:00 PM)撮影した写真です。午前中は鞘状葉に包まれていた付属体の先端が、午後には外に飛び出していました。

根元から鞘状葉の先端部まで:111cm 根元の直径:17.cm 一番太い部分の直径:19.5cm(9:00 AM)

根元から鞘状葉の先端部まで:111cm 根元の直径:18cm 一番太い部分の直径:21cm(4:00 PM)

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【2023年11月19日】左が午前(9:00 AM)、右が午後(4:30 PM)に撮影した写真です。午後の写真では午前中には見えていなかった白い付属体が白菜のような質感の仏炎苞の先に顔を出しているのが分かります。(下が拡大した写真になります。)午前と午後の計測記録を比べると根元のサイズも大きくなっています。

根元から鞘状葉の先端部まで:111cm 根元の直径:13cm 一番太い部分の直径:18cm(9:00 AM)

根元から鞘状葉の先端部まで:111cm 根元の直径:16cm 一番太い部分の直径:18cm(4:00 PM)

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【2023年11月18日】今日のショクダイオオコンニャクの様子です(10:00 AM)。裏からみるとこんな感じです。

根元から鞘状葉の先端部まで:111cm 根元の直径:11cm 一番太い部分の直径:18cm

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【2023年11月17日】ショクダイオオコンニャクの花序はまだ鞘状葉に包まれた状態です。今日計測したところ、根元から鞘状葉の先端部までの長さは110cmありました。

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【2023年11月16日】ショクダイオオコンニャクの花芽が確認されました。

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