東京大学大学院理学系研究科附属植物園
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コダチダリア

Dahlia imperialis Roezl. ex Ortgies

コダチダリアは、茎が木質化する多年草で、その高さが4~5m以上にもなり、その和名の「木立のダリア」に由来します。

ダリア属には約27種があり、メキシコとグアテマラの高地に局所的に分布します。南米まで分布を広げているのは、コダチダリアともう1種のみです。ダリア属の野生種は、スペインによるメキシコ征服の後、17世紀にヨーロッパに紹介されました。Dahlia(スウェーデンの植物学者Dahlに因みます)という名前が発表されたのは1791年です。その後ヨーロッパで盛んに栽培されるようになり、数多くの園芸品種が作り出されました。園芸品種のもとになった野生種は、僅か4種であるといわれています(コダチダリアは含まれていません)。20世紀半ば、原産国のメキシコで、ダリアは国花に指定されています。

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